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バスケットボール|ポジション別おすすめ練習メニュー徹底解説

バスケットボールを上達させるには、ただ全員で同じ練習を繰り返すだけでは不十分です。ポジションごとに役割が異なるように、身につけるべきスキルや練習内容も変わってきます。この記事では、PGからCまでそれぞれのポジションに必要なスキルを高めるための練習メニューを紹介します。

なぜポジション別練習が必要か

チーム全体の基礎練習(ドリブル、パス、シュート)はもちろん大切です。しかし、ポジションごとの強みを伸ばさなければ、試合で活躍できません。

例えば、PGなら「判断力とパス」、SGなら「シュート力」、Cなら「リバウンドとゴール下の強さ」が求められます。自分のポジションを理解し、適切な練習を積み重ねることで、チームにとって欠かせない存在になれるのです。

PG(ポイントガード)向け練習

司令塔であるPGは、ドリブルとパス精度、そして冷静な判断力が生命線です。

おすすめ練習メニュー

  • 2ボールドリブル:左右同時にドリブルしてボールコントロール力を養う
  • 視野拡大ドリル:顔を上げたままドリブルし、仲間の動きを確認する練習
  • ピック&ロール実践練習:味方を使いながら相手守備を崩す判断力を養う

PGは試合のテンポを作る役割があるため、スピードと冷静さを両立するトレーニングが重要です。

SG(シューティングガード)向け練習

チームの得点源であるSGは、シュート精度と1対1での突破力を高めることが求められます。

おすすめ練習メニュー

  • キャッチ&シュート練習:パスを受けてすぐ打つ動作を反復
  • ドリブルからのステップバックシュート:1対1でスペースを作り出すスキルを磨く
  • 3ポイント連続シュート:距離感をつかみ、高確率で決める力を育成

SGは「ここぞの場面で点を取れる存在」でなければなりません。試合の勝敗を左右するポジションです。

SF(スモールフォワード)向け練習

万能型のSFは、攻撃でも守備でも活躍が求められます。外でも中でも得点でき、相手エースを抑えるディフェンスも重要です。

おすすめ練習メニュー

  • ミドルシュート強化:ゴールから4〜5mの距離を安定して決める
  • 1on1ディフェンス:相手の得点源を止めるための守備力強化
  • リバウンドからの速攻練習:ボールを奪った瞬間に攻撃へ切り替える

SFは試合展開を大きく変える存在。得点力だけでなく守備力も高めることが不可欠です。

PF(パワーフォワード)向け練習

ゴール下を支えるPFは、リバウンドとポストプレーで存在感を発揮します。近年は「ストレッチ4」と呼ばれる、3ポイントも打てるPFも増えています。

おすすめ練習メニュー

  • ポストムーブ反復練習:ゴール下でのフックシュート、ターンアラウンドシュート
  • ボックスアウト練習:リバウンドを取るために体を入れる技術
  • アウトサイドシュート練習:ミドルレンジ〜3Pを安定して打てるように

PFは「泥臭くゴール下を支える力」と「広いレンジで得点する力」の両立が求められます。

C(センター)向け練習

インサイドの要であるCは、ゴール下のフィニッシュ力と守備力でチームを支えます。

おすすめ練習メニュー

  • ポストプレー練習:体を張ってボールをもらい、確実に得点へつなげる
  • リバウンドジャンプ反復:高く強く飛ぶだけでなく、タイミングを合わせる練習
  • ブロック&ヘルプディフェンス練習:相手のシュートを防ぎ、味方を助ける守備力を強化

センターは「最後の砦」としてチームの勝敗を大きく左右します。

チーム練習との組み合わせ方

個人練習だけではなく、チーム戦術の中でポジション別スキルを発揮できるかが重要です。

  • ゲーム形式の中で役割を意識する
  • 味方との連携プレーを確認する
  • 自分の強みをどう生かすか考えながらプレーする

自分のポジションを理解し、役割を果たせる選手が増えることで、チーム全体の完成度は一気に上がります。

まとめ

バスケットボールはチームスポーツですが、個々の役割を理解し、それに合った練習を積むことでチーム力は飛躍的に向上します。

PGは司令塔としての判断力、SGは得点力、SFは万能性、PFはゴール下の強さ、Cは守備と高さ――それぞれのポジションが噛み合うことで初めて勝利をつかめるのです。

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